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チャーハンの味付けは醤油一択

釣りとバイクそれから適当に思った事を中華鍋に入れ醤油をぶち込み文才を磨こうと試みる何か

野生動物と人間を守りたくね?というお話。

皆様は赤いきつね緑のたぬきどちらが好みだろうか?
私は強いて言えばキツネ派だ。

という事で、今回はキツネの話をしたい。


実は私、今年既に3、4回出逢っている。

[(2月26日)


(3月11日)
[
(3月12日)
※見やすいように且つ場所が分からない様に加工済み


この様に今年だけでも意外と多く逢えるのだ。

あ、最後のはキツネではなく猫であった笑

という訳でキツネのレポートだがまずは、データや資料などでは無く自分自身が実際に遭遇して分かった事をまとめる。

容姿の特徴

  • 足元は黒っぽく後は茶色の毛皮
  • 毛は長い
  • 尻尾が異様にもっさりしているがほぼ毛という雰囲気がある
  • 猫よりはやや大きく、中型犬と同等または少し小さいぐらいの体長
  • 夏は上記の写真より毛が少なく痩せこけて見える(しかし通常との事)

佇まい

  • 歩き方は犬猫に近いが歩き方をしていた
  • だが、特に警戒している時の「ビクッ」という回避行動は横に動くというより飛び跳ねる様に避ける行動をとっていて、跳ねる様な動きも多く見られた
  • 歩いてる時は絶対に尾を地面に付けない

実は、鳴き声の録音にも成功しているのだが添付出来ないのが悔やまれる。

フライトゾーン(警戒範囲)

  • 逃走開始距離は街の近くのキツネは2〜3m
  • 少し離れた所だと3〜4mだった
  • 基本的には3mぐらいが平均だったと思う。

因みに最も近づけた方法は、視界を逸らしながらしゃがみ込みつつゆっくり近く方法だ。

また、匍匐前進で近づくと速攻で逃げられる。キツネにも人にも笑

キツネのデータ

先に断っとくと時間が無く余り調べられていないのでソースが不十分だが私ごときですら記憶している事の為、確かなはずなので記しておく。(後々更新予定だ)

  • 日本に生息するキツネは一種でアカギツネ
  • 本州以南に生息するホンドギツネと北海道、サハリンに生息するキタキツネはアカギツネの亜種である(つまりここの記事に出てくるキツネは皆キタキツネ)
  • イヌ科である
  • 北海道の平地から高山帯まで、広く生息している。ネズミや鳥類、昆虫 などを主に食べる。秋には果実や木の実も食べる。住宅街に出てきてエサを探したり、犬や猫のエサを食べることも多い。観光地では、昼間に路上を歩いて観光客に餌をねだったり、ごみ捨て場の残飯や牧場で出産時に捨てられた牛の胎盤を餌とする個体もいる。土手などに穴を掘り、巣穴とする。哺乳類の中では珍しく雄も子育てを手伝う。雪解けが終り、暖かくなる頃に子供を産み、秋の終わり頃に子別れをする。(エゾユキウサギを食べる というイメージが強いが、実際には食べるのはまれである)(キタキツネ - Wikipediaより)
  • ホンドギツネに比べてキタキツネは、やや体が大きくて、体長約77cm、尾長約42cmほどあり、白色の差毛が少なく、全体に体色は黄色みが強くて、前後肢の全面にある黒の斑紋は大きく目立っている、などの特徴がある。平地から高山帯まで生息は広範囲に渡っているが、主要な獲物であるエゾヤチネズミが多く狩りもしやすい草原のほうに多く見られる。 (キタキツネ (きたきつね)とは【ピクシブ百科事典】より)


          ※※※

この、『ホンドギツネに比べてキタキツネは、やや体が大きくて』というのはベルクマンの法則にて説明できる。しかし、人間はこの法則に当てはまらないような気もする。
平成30年度の17歳の男女ごとの身長をExcelでまとめた。(時間が無く雑だが確かな情報である。いずれPDFも貼るつもりだ)

学校保健統計調査:文部科学省より)

           ※※※




何より驚いたのはキツネが一見、賢い食料確保の方法を取っていた事だ。

街周辺のキツネに限るが、人が通るとその後ろを追いかける。
常に2〜3mの距離を開けながらだ。自転車で通ると全力で追いかけて来るのだ。
そして、止まるとピタッと止まりキツネもキツネで視線を逸らし別の方向を見ている。
しかし、私は見逃さなかった。視線を逸らしている振りをしてずっと片目はこちらの様子が分かる体制で常に見ていた。
人間と違い単眼視野が広い彼らは確実に見ていた。

そして、ポケットに手を入れると立ち上がり止めると座る。
又、近づくと近づいた距離だけ離れて、遠ざかると遠ざかった分だけ近づいてくるのだ。

確実に一定の距離を維持しながら様子を伺ってくる。これは推測だが誰かが一度餌を与え、その味を占めたのだろう。故に同じ事を繰り返している。そしてそこそこの確率で成功してるからこそ続けているのだと思う。

実際、そこにいけば高確率でキツネに逢えるのだ。


問題点

しかし、愚かである、人間は。
野生動物に餌を与え喜んでいるのだからだ。それが、野生動物にとってどんな結果を招くかも知らずにだ。

先の文で一見、賢いと書いた。その一見という事について触れたい。

実は野生動物への餌付けは、その動物、人間双方にとって良い事には無いのだ。

野生動物にとって人からの餌付けは、食べ物を探す手間が省け、自然界にはない高カロリーなものを手に入れられる魅力的なものだ。一度人間の食べ物を口にした動物たちは、自分で餌を探すことをしなくなり、人へ平気で近づくようになるなどと行動が変化する。彼らは野生動物ではなくなってしまうのだ。


これは、留意すべき大きな問題である。

具体例

一例として熊を挙げる。
数年に一度必ず世間を騒がす熊。去年も大きく話題となった。

www.city.sapporo.jp

上記によれば札幌市だけでも去年だけで137回出没が確認されている。公式な確認の取れていない出没も含めればもっと多くの回数熊が出没している筈だ。

しかし、これは137匹以上の熊が出没した訳ではない。こういうのは大抵数匹だけが繰り返し、繰り返し出没しているのだ。その為、出没する熊を射殺すると出没は一時的に無くなる事が多い。

では、この街に出没する数匹とはどんな熊なのか…

答えは明白だ。森の食料が不足しがちな事に加え、人間の食べ物の味をゴミや餌付けによって覚えたからである。
親が射殺されても、その熊に子供がいれば大きくなると再び出没するし又、新規に人間の食べ物の味を占めた熊が現れる。これらの事によりここ数年、毎年熊が出没するようになってしまっている。

つまり、紛れもなく熊が出没するのは人間のせいと断言でき、熊を殺したのは射殺した猟師の方ではない、観光客や住民といった普通の人々なのである。


話をキツネに戻すがキツネもこういった被害を受けている。多くは車に轢かれる形でだ。餌欲しさに道路を徘徊するキツネは毎年沢山の被害が出ている。


野生動物への餌やり禁止 | 知床ネイチャーオフィスより)

詳しくは一番最後にある参考文献のページを読んで欲しい。

こういった野生動物達はいや、正確にはもう野生動物ではない。かといってペットでも無い。そんな彼らはもう、人間に依存するしか無くなってしまうのだ。
それが人にも動物にも良い結果をもたらさない。

元より、動物園の動物達でさえ、なるべく動物本来の習性や勘を捨てさせない様に配慮されているのだ。
よく、トラに餌を与えるとき高い所に吊るしたり、キリンや象にも敢えて取りづらい位置に餌が置かれているのを見た事があると思う。
これは、別に客へのリップサービスが真の目的では無く、動物達本来の勘を捨てさせない為なのである。


又、そとそも人間の食べ物は、野生動物たちの普段の食生活では得られない脂質などを多く含んでいる為、消化不良を起こし体調を崩してしまい病気などを発症し、死に至る場合もある。又、野生動物は様々な人獣共通の病気を持っている。近づくということはこれらの病気に感染するリスクを負う事となる。

人間→動物の場合、疥癬(かいせん)という皮膚病などに
sp.kahoku.co.jp


動物→人間の場合、エキノコックス狂犬病などに感染する恐れがある。


この様に餌付けはお互いに表面上は利益になっていそうだが、実際には双方不利益でしかなく、互恵関係とは全くの真反対なのだ。

終わりのようで終わらない

これを知らない人が多いのか目先の自分の利益を優先してしまうのかは分からないが未だに無くならない。お互いに不利益といっても人間に出る被害は一部だからであろう。

という事で、もう少し人間にとっても良くないという事も伝えたいので次回、エキノコックスなどの人間に起きる事とそのメカニズムについて記したいと思う。







参考文献
www.sno.co.jp

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